お尻が大きいだけで体型が大きく見えてしまったり、パンツのサイズもワンサイズ大きくなってしまいます。そのため、身体のバランスが悪く見えてしまうなんてこともありますよね。
引き締まった上向きヒップになるためには、お尻が大きくなってしまう原因と生活習慣を知ることが大切です。そこで今回は、お尻が大きくなる理由と原因となる生活習慣と筋トレをご紹介します。
目次
お尻が大きくなる理由と原因となる生活習慣
他人から見られないようで意外と見られているのが後ろ姿。後ろ姿が綺麗な女性は、同性から見ても魅力があります。また、上向きに上がったお尻は、スカートやパンツ姿も輝いて見えること間違いありません。
お尻が大きくなる原因は、大きく分けて骨盤の歪みと筋肉量の低下に分けられます。自分がどの原因に当てはまっているのか確認した上で対策を行うと、効果的にお尻を小さくすることができるでしょう。
骨盤の歪み
骨盤の歪みはお尻が大きくなる原因になります。骨盤が開くと、腰回りなどに脂肪が溜まりやすくなり、お尻が横に広がってより大きく見えてしまうからです。
骨盤が開いている状態のままだと内臓が落ち込み機能が低下してしまいます。機能が低下した内臓は本来の消化機能が上手くできないので、代謝が下がり、お尻に脂肪がついて大きくなってしまいます。
また、骨盤が歪むと体がバランスを取るために、その部分を補おうとします。結果的に、お尻を含む体の筋肉のバランスが崩れ、お尻だけが大きくなり、バランスの悪い体型になってしまうのです。
姿勢の悪さ、足を組む癖などから、骨盤が歪んだり、骨盤が開いてしまいます。悪い姿勢は、胸を張ってお尻を突き出すような反り返り姿勢、そして猫背などが挙げられます。
骨盤の歪みを招く生活習慣
骨盤の歪みを引き起こしてしまう悪い生活習慣があります。
1.座りっぱなし
仕事や自宅での長時間座ったままの状態でいると、骨盤の歪みを引き起こします。デスクワークが中心な方は特に注意が必要でしょう。長時間座ったままの状態でいると、姿勢が崩れ、腰が丸まり猫背になってしまいます。
そしてお尻に重力がかかり、血管やリンパが圧迫され血流の流れが悪くなりむくみの原因にもなります。老廃物の流れが悪くなり、セルライトが増えてしまいお尻がどんどんと大きくなってしまいます。
2.ぺちゃんこ座り・女の子座り
「ぺちゃんこ座り」「女の子座り」は、足を両サイドに開いて座る状態を指します。この座り方は、骨盤が開いてしまう可能性があるのでなるべく控えましょう。
筋肉量の低下
お尻の筋肉を上手に使っていない状態のままだと、形の良くないお尻になってしまいます。お尻の筋肉が弱った状態だと、基礎代謝が低くなり脂肪がつきやすく、お尻にも多くの脂肪がつきます。
お尻の筋肉が弱くなっている状態だと、脂肪を上手く支えられず、キュッと引き締まったお尻にすることができません。
筋肉量が低下する生活習慣
デスクワークなどで座っている時間が長いと、筋肉が衰えてしまいます。お尻の筋肉が衰える傾向にあるので注意が必要です。また長時間立ちっぱなしで同じ姿勢の人も注意が必要です。
長時間座りっぱなしの状態は、筋力の低下、運動不足になります。また、長時間お尻に重さがかかり続ける状態なので、血液やリンパの流れが悪くなり、むくみやすくなります。
冷たいデザートやドリンクも、体を内側から冷やす恐れがあります。冷えは、血行を悪くしてお尻が大きくなるため、注意が必要です。
お尻痩せに効く体幹
体幹トレーニングは、お尻の筋肉に負荷をかけられる効果的なトレーニングです。早速実践してみましょう!
体幹トレーニング1
- あおむけになり、ひざを立て手は体側に置く
- ひざ・お尻・背中が一直線になる位置まで、お尻を持ち上げる。体が反らない程度に、なるべく高く上げるよう意識しましょう。
- 姿勢をそのままの状態に、左脚を床から離し、ひざをまっすぐ伸ばす
- その姿勢で5秒間静止したら、脚を下ろす
- 脚を替えて、反対側も同様に行う
- 左右各10回/1セットで、1日2セット行いましょう。
- 反動や勢いを使わずにゆっくりと行いましょう。
- 回数よりも正しいフォームを意識するとお尻を小さくする効果が高まります。
- 慣れたら、静止時間と回数を増やしてみましょう。
体幹トレーニング2
これはレッグエクステンションと呼ばれるトレーニングです。
- 椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐ伸ばして両手で椅子の側面をつかみ、体を安定させる
- つま先を90度にして、片方の膝を床と平行になるまで息を吐きながら足を伸ばす
- 息を吸いながら元の位置へ戻す。左右交互に行いましょう。
- 両手で体全体のバランスをとりながら徐々に膝を伸ばします。(椅子と平行になるくらいに浮かせればベスト)
- ゆっくりと膝を曲げ、伸ばす動作を連続10回を目安に行いましょう。
- トレーニングは、常に脚は浮かせたまま、脚が床に付かないようにしましょう。
- 慣れてきたら回数を増やしてみてください。
お尻痩せに効く筋トレ
お尻を鍛えて上向きヒップそして小尻にする効果があります。毎日続けることで理想の小さなお尻を作りあげる筋トレです。
ヒップリフト
お尻の筋肉はもちろん、太ももの筋肉など下半身の筋肉を鍛えられるメニューです。リビングや布団の上など、寝ながらでも気軽に取り組めます。
- マットなどを敷いた上に、仰向けで寝転がる
- 膝を90度曲げて脚を立てる
- 膝から頭まで一直線になるまでお尻を徐々にあげ、2秒間キープさせ、 ゆっくりと元に戻す
15回×3セット行います。簡単なトレーニングですが、正しいフォームで行わなければ効果は半減します。
- 呼吸を安定させて行います。
- 上半身は動かさずにリラックスさせ、動作1つ1つ丁寧に行いましょう。
- 両腕を横に軽く開いて、バランスを取りやすい形を作り、お尻を上に上げていくようにしましょう。
スクワット
自重トレーニングの中でも強度の高いお尻痩せトレーニングです。
- 足を肩幅か少し広めに広げる
- 足先を少しだけ外側に向ける
- 体重はかかとにかける。背中を曲げずに、ゆっくりと腰を落としましょう。
- 太ももと床が平行になるまで下げ、さっと元の状態に戻す
この動作を20回×3セットが目安です。
しっかり行うと負荷の高い筋トレになります。まず1セット10回×3セットの計30回を目安に行いましょう。
- 膝はつま先と同じ方向に向け、背中を丸めないで行います。
- 目線は前に向け、呼吸を安定させて取り組みましょう。
- 鏡や窓ガラスの反射などを前にして行うことで、目線を前に保ちながらできます。
お尻歩き
骨盤周りの筋肉はもちろんのこと、腹筋や背筋を同時に鍛えることができます。
- 床に座り、両足を揃えて前方へ伸ばす
- 左右どちらかの足を、腰ごと前方へ放り出すイメージで押し出す
- 出した足と逆側の足を同様に前に押し出す
- 2〜3をリズムよく繰り返し、ゆっくりと前に進む
- 1mほど進んだら、今度は腰ごと後ろに引く形で下がり、元の位置に戻る
- まずは約1m、歩数にして6〜7歩ほど前進して後退し、1往復を目指しましょう。
- 少しずつ動作に慣れてきたら、3往復が目安になるよう取り組んでみてください。
- 大臀筋に負荷を伝えるために、「お尻を動かして進む」ことを意識してみましょう。
- 中々進めない時には、走る時のように腕を大きく振ってみましょう。
- 腰への負担を避けるために、正しい姿勢をキープするように、猫背にならないようにしましょう。
- 特に辛くなってくると前傾姿勢になりがちなため背筋を意識し、猫背にならないにしましょう。