ダイエットと運動

踏み台昇降なら家で有酸素運動できる!ダイエットに効果的なトレーニングを紹介

踏み台昇降は家で気軽に行うことが出来てダイエットにも効果があります。今回は踏み台昇降がダイエット効果を上げる理由とすぐに実践できるトレーニングをご紹介します。

記事を見ながら早速実践してみましょう!

踏み台昇降のダイエット効果

踏み台昇降は階段や段差、台があれば自宅でも気軽に行うことができる運動です。段差を上り下りするだけの単純な動きですが、この踏み台昇降の動きによって得られる効果はたくさんあります。

運動が苦手、忙しいという理由でダイエットがうまくいかない人にとっても、今すぐ取り組める効果的なダイエットのためおすすめです。踏み台昇降によって得られる効果について詳しくご紹介します。

有酸素運動で脂肪燃焼

踏み台昇降は、段差があればすぐに実践できる有酸素運動であり、最も手軽にできるダイエットのひとつといえます。

有酸素運動とは、酸素を取り込みながら一定時間運動を継続することをいいます。例えば、ジョギングやウォーキング、水泳などが当てはまります。

有酸素運動を行う際には、酸素を取り込むことで、血中にある脂肪酸をエネルギーとして筋肉を動かしています。そのために、有酸素運動で脂肪燃焼ができるのです。

有酸素運動とは対照的に無酸素運動と呼ばれるものもあります。無酸素運動とは、ウェイトトレーニングのように瞬発的に筋肉に負荷をかけて力を発揮する運動のことです。

基礎代謝アップ

踏み台昇降を行うことで基礎代謝が上がります。

基礎代謝とは、生きるために必要なものを吸収し、エネルギ―を燃やして生命活動をし、不要なものを排泄する、といった循環のことを言います。

よく代謝が良い悪いと表現されますが、代謝が良い人は必要なものを食事や呼吸から吸収し、不要なものを排出するサイクルが整っています。

しかし、筋力の低下、呼吸機能の低下、内臓の機能低下、血行不良など様々な要因によって基礎代謝が低下してしまうと、不要なものを溜め込みやすい、太りやすい状態になってしまうのです。

踏み台昇降を行うことで、下半身の筋力が鍛えられます。また、足先の筋肉を継続的に動かすことによって筋ポンプ作用が働き血行が促進されます。

運動不足、痩せにくい、汗をかきにくい、老廃物がたまりやすいといった方にも踏み台昇降はとても有効な運動といえます。

筋肉がついて身体が引き締まる

踏み台昇降の運動は、段差を上り下りするというとても単純な動きですが、これだけでも筋力をつけることができます。下半身の筋肉がつくことで、身体が引き締まります。

ダイエットをしている人で「太くなるのがいやだから筋肉もつけたくない」という声がよくあります。しかし、ある程度筋肉をつけることで、引き締まった健康的な体型にすることができます。

特に、キツイ筋トレができない、筋力が落ちてしまって難しい運動ができないといった方にも気軽に取り組むことができるダイエット法、運動法としてとても有効です。

また、運動になれている人は基本的な踏み台昇降の動きにアレンジを加えることで、さらにダイエット効果を高めることもできます。

踏み台昇降の正しいやり方

それではここからは、具体的な踏み台昇降のやり方をみていきましょう。踏み台昇降を効果的に行う方法を紹介します。

準備

まずは、踏み台昇降のために必要な準備をしましょう。階段や段差、台など身近なものでも踏み台昇降を行うことができますが、ここでは具体的な方法を紹介します。

階段

一番手軽な方法として階段を使用する方法があります。踏み台昇降で必要なスペースは階段1段分あれば大丈夫なので、お家の階段で行うことが可能です。家の階段を使用する場合はシューズを履く、または裸足になる、などして滑って転倒しないように気を付けましょう。また、階段の段差が高すぎる場合は自分に合った高さを選ぶことをおすすめします。

段差

階段ではなくても、段差を利用することができます。例えば、家の中にある10㎝~20㎝程の段差で行うことができます。足を上げるのが辛いけど運動をしたい、といった場合は10㎝程度の小さな段差から始めると良いでしょう。

踏み台昇降で大切なことは、足の筋肉を動かしながら、股関節周りを動かすことです。高さがあればいいわけではないので、自分に合った高さで、無理なくテンポよく動ける段差を用意しましょう。

ステップ台

しっかり踏み台昇降専用の台を用意したい方は「ステップ台」がおすすめです。ステップ台はスポーツクラブでも取り入れられており、誰でも簡単に踏み台昇降運動ができる台です。

20㎝程の台ですが、横幅が広く滑り止めもついていて安全に使用できます。また、2つの台を重ねて使用することもできるため慣れてきたら高さを上げることも可能です。家でも本格的に行いたい方におすすめです。

雑誌、新聞紙、牛乳パックなどでつくる

最後に段差がなくても、本格的なステップ台がなくても自分でつくる方法を紹介します。自分でつくることで、好きな高さ、横幅にすることが可能です。自分でつくるには、新聞紙や雑誌を用意しましょう。雑誌や新聞紙を高さ20㎝、横幅50㎝程につみあげてガムテープで包み補強します。

空の牛乳パックの中に新聞紙を詰めて牛乳パックをガムテープでつなげる方法でも良いです。雑誌や牛乳パックを使用する場合は、そのまま使用すると滑りやすいため、滑り止めシートやヨガマットなどを貼り付けることで滑り止め防止になります。

ストレッチ

もうひとつ事前準備として大切なことが「ストレッチ」です。事前にストレッチを行うことで、身体の動きをスムーズにするでケガ防止につながったり、代謝があがりやすくなります。

  1. 足首回し
  2. 肘下げ(肩甲骨)
  3. 股関節
  4. 体を捻る運動

基本的な踏み台昇降(ノーマル)

まずは基本的な踏み台昇降のやり方を紹介していきます。

  1. ステップ台を身体の前に置いた状態で立ちます。
  2. 左右交互に「いち、に」「いち、に」のリズムで足踏みをしましょう。

このリズムで、90秒繰り返します。

  • 背筋を伸ばして正面を向いて行いましょう。
  • 呼吸をしながらテンポよく動きます。

片足ダウン

  1. 踏み台に乗ります
  2. 体重は台側の足にかけ、もう片方の足を後ろに下ろします

90秒行います。

膝上げ

  1. 踏み台から下ります
  2. 片足を踏み出しに乗せ、反対の足は踏み台には乗せず膝を胸のあたりまで上げます
  3. 左右交互に行います

90秒行います。

膝上げサイド

  1. 踏み台の横に立ちます
  1. 踏み台に近い足を乗せ、反対の足の膝を胸のあたりまで上げます
  2. 片足を90秒行ったら、反対の足を90秒行います

踏み台昇降はとても単純な動作の運動ですがダイエットに有効な方法です。誰でも簡単にできる動きだからこそ、継続することが大切なダイエットに最適な運動です。まずは、簡単なリズムから実践し、慣れてきたら膝上げも行ってみましょう!

ABOUT ME
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中沢 聖二
パーソナルトレーニングスタジオRePlus。金沢学院大学スポーツビジネス学科卒業後、フィットネスクラブに就職。フィットネスクラブでパーソナルトレーナーとして活動。 NSCA認定パーソナルトレーナー / JCCAベーシックインストラクター 脂肪燃焼メカニズム・機能解剖などの科学的根拠と自身のボディメイクコンテスト出場・ボクシングでのカラダ作りのノウハウも合わせ、ひとりひとりの姿勢と動きに合わせた姿勢改善指導・美しく引き締めるためのダイエット指導で『くびれがはじめてできた』『履けなかったパンツがすんなり履けるようになった』など、多くの喜びのお声をいただく。