こんにちは。パーソナルトレーナーの中沢聖二です!
あなたの『膝の向き』は内側へ向いていませんか?
私の感覚ですが、運動習慣がない女性の8割は膝の向きが内側に。内股になっている印象です!
内股とセットで、共通してこんな悩み↓を持っている方はすごく多いです。
- 太ももが太い
- 内ももがたるんでいる
- ぽっこりお腹
- 長時間歩くと膝が痛くなる
- 腰痛
内股の人がこれらの見た目のコンプレックス・カラダの不調につながってしまうのには理由があります!
今日は『なんで内股でカラダの悩み・不調につながるのか』『改善するためのストレッチ方法』について書いていきたいと思います。
目次
内股はどんな姿勢?

内股は膝・つま先が内側へ向いた姿勢。
股関節が内旋した(内側へ捻れている)状態になっています。
アヒル座り・内股歩きなどが癖になってしまっていると、脳が『この姿勢があたり前なんだ』と勘違いしてしまい、『本来の膝の向き』に戻すのが難しくなってしまいます。
内股で悩み・不調につながる原因
股関節が内旋した姿勢が、見た目のコンプレックス・痛みや不調につながる原因は次の2つ。
- 膝に不自然なストレスがかかる
- 腰が反る
からです。
詳しく解説します!
①膝に不自然なストレスがかかる
膝が内側に向いた状態で歩くことで、膝の外側に体重がかかります。
膝が曲がってはいけない方向に、1日何千回と曲げようとしているもの。
当然、膝へのダメージが大きくなり、膝を痛めやすくなります。
また膝関節を守るために外ももの筋肉に過度なストレスが掛かり、筋肉がパンパンに。偏って筋肉がつきすぎて太もも太りに繋がります。
②腰が反る
股関節が内側に捻れることで、お尻に力が入らなくなります。お尻の筋肉は、腰が反らないよう骨盤を支えています。
そのため反り腰からくる腰痛に。ぽっこりお腹の原因にもなります。
姿勢が崩れると代謝ダウン。疲れやすくなって運動量低下→消費カロリーダウン
と痩せづらいカラダにも繋がります・・・
【内股を改善】硬い筋肉とストレッチ方法
内股で硬くなりがちな筋肉は次の3つ
- 内転筋群
- 大腿筋膜張筋
- 中殿筋(前部)
これらの硬くなった筋肉を緩めることで、内股の改善につなげていくことができます。
①内転筋群

内転筋群は内ももの5つの筋肉(恥骨筋・大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋)です。
②大腿筋膜張筋

大腿筋膜張筋は外ももの筋肉。骨盤から脛骨の外側へとつながっています。
③中殿筋

中殿筋はお尻の外側の筋肉。骨盤から大腿骨へとつながっています。
ストレッチ方法
1.内転筋①
- 床に両手・膝の内面をつく。膝幅は広げる。
- 内ももに伸びを感じるところまでお尻を引いていく
- 伸びを感じるところで止める


①〜③を3セットくらい行います。腰が丸まらないように注意しましょう。
2.内転筋②
- 床に両手・片膝をついて、片足は横へ伸ばす
- 伸ばした足を横へスライドさせる
- 伸びを感じるところで止める


①〜③、左右を③セットくらい行います。膝が曲がらないように注意しましょう。
3.大腿筋膜張筋
- 横向きに寝る
- 上の膝を立てて、足を下の膝の前へ
- 床を押して上体をを起こす


①〜④、左右を③セットくらい行います。体が曲がらないように注意しましょう。
中殿筋
- 仰向けで膝を立てる
- 片足を膝の上にかけ、脛を横向きに
- 膝を立てている方のモモ裏に両手をひっかけて体に引き寄せる。
- 伸びを感じるところで止める


①〜④、左右を③セットくらい行います。
【ほぐす】+【伸ばす】をセットで行うことで、より効果的に筋肉を柔らかくしていくことができます。
まとめたやり方を、動画でも紹介してます。効果的にストレッチをしたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!↓
内股を治すためには、正しい膝の向きを日常で意識していくことが大切です。
筋肉が硬いと膝の位置を戻そうと意識しても、思うようにカラダが動いてくれません。まずは、硬くなってしまった筋肉を伸ばすことからはじめてみましょう^^